外国人の子どもが日本の公立小学校・中学校に入学する方法【制度・必要な手続き】
外国人の子どもを日本の公立小学校・中学校に入学させるための手続きと学校制度の概要
外国人のお子さんを日本に呼び寄せて、公立の小学校・中学校に通わせたいと考える方へ。まずは、日本の小学校・中学校の制度*について大まかにご紹介します。そのうえで、入学のために必要な具体的な手続きの流れを解説します。
日本の小学校・中学校の制度について
日本では、外国人の子どもも希望すれば、日本人の児童・生徒と同じように公立の小学校・中学校に入学することができます。授業料は無償で、日本人と同じ教育を受ける機会が保障されています。
- 修学年齢と期間
- 小学校:満6歳を過ぎた最初の4月から入学し、6年間学びます。
- 中学校:小学校卒業後に入学し、3年間学びます。
- 費用について
- 授業料と教科書代は無償です。
- ただし、給食費や学年費(教材費・行事費など)は毎月支払う必要があります。
- 学ぶ教科
- 小学校:国語・算数・理科・社会・生活・音楽・図画工作・家庭科・体育、道徳、総合学習など。
- 中学校:国語・数学・理科・社会・英語(外国語)・音楽・美術・保健体育・技術・家庭、道徳、総合学習など。
- PTA活動 学校には「PTA(保護者と先生の会)」があり、登下校時の見守りや行事運営などに協力する活動があります。保護者の積極的な参加が望まれます。
このように、日本の教育制度は外国人の子どもにも開かれており、安心して学べる環境が整っています。
入学までの手続きの流れ
それでは、実際に外国人のお子さんを日本の小学校・中学校に入学させるための具体的な手続きを見ていきましょう。
- ビザを取得して入国
まずは、お子さんが日本に滞在できる在留資格(例:家族滞在)を取得し、日本に入国します。入国時には在留カードが交付されます。
- 区役所で転入届を提出
住んでいる地域の区役所や市役所に行き、転入届を提出します。 在留カードを提示して住所を登録すると、その日のうちに住民票が作成され、在留カードの裏面に住所が記載されます。
手続き時間はおよそ3時間程度。混雑状況によってはさらにかかることもあるので、余裕を持って行きましょう。
詳しくは「中長期在留者の住居地届出義務」のコラムにて解説しています。
- 外国人就学申請書を受け取る
転入届を提出する際に、公立の学校への入学を希望する旨を伝えて「外国人就学申請書」を受け取ります。これは学校入学に必要な書類です。
- 通う予定の小学校へ提出
住所から学区を調べてもらい、指定された学校に外国人就学申請書を持参して、校長先生に確認を受けます。
事前相談がおすすめ 学校へ行く前に連絡しておくと、英語など外国語に対応できる先生がいる時間に合わせてもらえる場合があります。日本語でのやり取りが不安な方は、ぜひ相談してみてください。
- 入学通知書を受け取る
学校での確認が済むと、区役所から「入学通知書」が交付されます。これで正式に日本の学校に入学できます。
まとめ
外国人のお子さんが日本の小学校・中学校に入学する流れは、
「転入届 → 就学申請書 → 入学予定の学校で確認 → 入学通知書」
となります。 転入届を出したら、できるだけ早く就学申請書を学校に提出しましょう。手続きが遅れると入学時期も遅れてしまうことがあります。
弊所のサポートについて
当事務所では、お子さんを日本に呼び寄せるための家族滞在ビザの申請をはじめ、必要に応じて区役所での転入手続きや学校での就学手続きへの同行サポートも行っています。
「ビザ申請から入学までをトータルでサポートし、安心して新生活を始めていただく」ことを大切にしています。ご不安な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
*文部科学省・外国人児童生徒のための就学ガイドブック(就学ガイドブックの概要)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/1320860.htm